「沖縄での結婚式、両親への手紙って必要かな?」
そんなふうに悩んでいる方、きっと少なくないと思います。
特にリゾート婚は、カジュアルで演出も少なめの傾向があり、
「ちゃんと読まないといけないの?」と迷うこともありますよね。
私も、最初は沖縄での結婚式で両親への手紙は迷っていました。
でも最終的に、私はあの時間を「読んでよかった」と心から思っています。
今回は私の実体験をもとに、
両親への手紙を読む意味や、他の感謝の伝え方についてお話ししたいと思います。
なぜ「両親への手紙」は迷われがちなのか?
「気恥ずかしい」
「人前で泣いてしまいそう」
「リゾート婚だから、そういうのは省略してもいいのでは?」
こうした気持ちはとても自然なものだと思います。
実際、沖縄挙式のような開放的でシンプルなスタイルでは、
「手紙を読まなかった」という方も一定数います。
でも一方で、「読めばよかった」と後悔する声も少なくありません。
手紙は、“感謝の節目”として一生に一度の機会になるもの。
日常ではなかなか伝えられない気持ちを、あえて声に出して届ける。
それは自分のためでもあり、両親のためでもあるのだと、私はあとから気づきました。
沖縄だからこそ読めた、あの瞬間
私が両親への手紙を読んだのは、
挙式のあとの小さな会食の席でした。
チャペルでの式は、海を望む開放感たっぷりの場所。
どこまでも青い空と光が差し込む空間に、自然と心が柔らかくなっていたのを覚えています。
そんな“非日常”のなかに身を置いていたからこそ、
普段はなかなか口にできない気持ちも、
どこか素直に、すっと言葉にできたのだと思います。
母の苦労に感謝していること。
父の不器用な優しさにずっと支えられてきたこと。
そして、これからは私も誰かの支えになりたいという気持ち。
たった数分の手紙の時間が、
私自身にとっても「娘から大人になる」大きな区切りになりました。
手紙を読むのが恥ずかしい…そんな方へ
「気持ちはあるけれど、声に出すのはやっぱり無理」
「泣きそうで読みきれない気がする」
そんな方も多いと思います。
でも安心してください。
感謝を伝える方法は、“読む”だけではありません。
✉️ 手紙を「渡すだけ」でも十分
実は、あえて読まずに、そっと手渡すだけでもとても感動的です。
例えば──
- 挙式が終わったあとに、ホテルの部屋でこっそり渡す
- 席札の裏や記念ギフトと一緒に添える
- 両親だけが見られるように、封筒で丁寧に包む
そうすることで、静かに、そして深く心に残る演出になります。
実際に私の友人は、手紙を渡しただけで
「あとから読んで涙が止まらなかった」とお母様に言われたそうです。
🎥 動画で感謝を伝えるアイデアも
最近では、事前に感謝のメッセージを動画にして流すスタイルも増えてきました。
- 撮影場所を思い出の地にする(実家、通った学校、家族旅行の地など)
- 昔の写真をスライドにして、ナレーションをつける
- 両親とのLINEのやりとりや家族写真をBGM付きで編集する
動画であれば、照れくささも少なく、感情を整理した状態で撮影できるというメリットもあります。
式当日に大画面で流せば、両親だけでなくゲストも一緒に感動の瞬間を共有できます。
📷 “昔と同じポーズ”で記念撮影するのもおすすめ
私が素敵だなと思ったのは、
小さい頃の家族写真と同じ構図で、もう一度写真を撮る演出です。
たとえば──
- なにげない日に家で撮った家族写真と同じ並び方で
- 初めて海に行ったときの写真と同じポーズで
- 抱っこしてもらった写真を、今度は私から手を取る構図で
写真って、「時間の流れ」を一番感じさせてくれるものですよね。
「大人になったんだね」
「ここまで育ててくれてありがとう」
そんな想いが、言葉を使わなくても伝わる演出になります。
これはまさに“エモい”という言葉がぴったりです。
まとめ|感謝のかたちは人それぞれ。でも、伝えることに意味がある
沖縄での結婚式は、人生の中でも特別な「節目」の時間です。
だからこそ、心に残る“ありがとう”を形にすることが、とても大切だと思います。
手紙を読むことも、手渡すことも、動画や写真でも。
大切なのは「ちゃんと伝えよう」とする気持ちです。
私は、手紙を読むと決めたことで
「両親としっかり向き合えた」という感覚が生まれ、
結婚という人生の門出に、確かな実感と感謝の気持ちを持つことができました。
どうかこの記事が、
これから沖縄で結婚式を迎える誰かの背中を、そっと押せますように。
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