沖縄での前撮り。南国の美しい風景の中で、私たちは一生に一度の瞬間を記録することができました。 その時間は本当に宝物ですが、実は私は前撮り指示書についてちょっぴり後悔していることがあります。
「カメラマンさんはプロだし、あれこれ細かく伝えなくても大丈夫だよね」と思い、 私は最低限の希望だけを記載して撮影に臨みました。しかし、実際に仕上がった写真を見てみると…… やっぱり“もっとこうしておけばよかった!”という想いが溢れてきたのです。
今回は、私のリアルな体験をもとに「前撮り指示書って必要?」「何を伝えればいい?」をテーマにお話しします。 これから前撮りを迎える花嫁さんに、ぜひ読んでいただきたい内容です。
指示書を“最低限”しか出さなかった理由
- 相手はプロだから、任せておけば素敵に仕上げてくれるだろう
- 指示しすぎて逆にやりづらくなったら悪いかも
- 正直、何をお願いすればいいのか分からなかった
こう思っていた私。こんな気持ちから、指示書には大まかな希望だけ記入。 “ふわっとナチュラルに”という言葉だけで、構図やポーズまでは詳しく書きませんでした。結果的に、ポーズや雰囲気などはすべてカメラマンさん主導に。
出来上がった写真は綺麗。でも“理想”とはちょっと違った
カメラマンさんが撮ってくださった写真は、どれも構図が美しく、プロならではの安定感がありました。 特にビーチでの写真は青空と海の色が鮮やかで、本当にポスターのような仕上がり!でも、見返して思ったのは、、
- 緊張していたせいで、笑顔がどれも少しかたい
- 指示されるポーズに従ったため、自然な表情が少ない
- 顔を隠した“エモい写真”や、ふたりの後ろ姿などの雰囲気重視カットが少ない
- 思い出より「完成写真」として優先された感じがする
つまり、「綺麗だけど、ちょっと型どおり」な印象になってしまったのです。「プロに任せる」は正解でしたが、「ふたりらしさ」はもっと伝えてよかったな、と感じました。
指示書に書いておけばよかったこと
✅ ポーズの希望
- 顔を見合わせて笑っている写真
- 手をつなぎながら歩いているカット
- 後ろ姿や逆光シルエットのエモい写真
- お互いを見守るような構図
✅ 雰囲気の希望
- あえて目線を外した自然な写真
- カチッとしすぎない、リラックスした感じ
- 加工はややフィルム風にしてほしい など
✅ 「絶対にいらないカット」も伝えてよかった
かしこまりすぎた正面ショットなど、「こういう構図はちょっと恥ずかしい」と思っていたカットも、事前に言えば避けられたかもしれません。
カメラマンと“自然なやり取り”ができる人は少ないからこそ
撮影中は、伝えたくても伝えられない
実際の撮影現場では、照れや緊張から自分の希望を口に出すのが難しかったです。
「もっと砕けた写真が欲しい」「このポーズはちょっと違うかも…」と思っても、 空気を読んでしまって言えなかったのが正直なところです。
だからこそ、事前に指示書で伝えておくことは“自分たちのため”になるし、プロへの信頼にもつながると今になって思います。プロとはいえ、“好み”や“らしさ”を汲み取るには、やっぱり事前情報が必要なんですよね。
まとめ:指示書は「カメラマンへの思いやり」でもある
カメラマンにすべてお任せするのもひとつの方法ですが、「こんな写真が撮りたい」というイメージを少しでも共有しておくと、より満足度の高い撮影になります。
お願いするのは気が引ける…と思うかもしれませんが、 カメラマンさんにとっても、希望を共有してもらえると「満足してもらえる写真」を取ることができます。遠慮せず、自分たちらしい前撮りを作るために、 「理想のイメージ」は遠慮せず伝えてくださいね。
指示書はただの連絡表ではなく、“ふたりの理想を形にするための設計図”です。 未来の自分が笑顔になれる写真を残すために、少しだけ手間をかけてみてくださいね。

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